布引大根はどんな大根?

目次

布引大根の特徴

布引大根はJAわかやまが出荷する、日本トップレベルの大根です。

特徴は肌が白くて綺麗。下部まで太く、ひげ根が少なく、葉付きのまま出荷されます。

中央卸売市場では

(1)砂地で栽培される産地は多いが、根部がまっすぐに長くボリュームがあり、青首の青い部分と白い部分のコントラストがよい。

(2)大根の肌に張りと艶があり、鮮度感が高く、瑞々しく非常に柔らかい。

(3)出荷は時期を通じ(秋冬だいこん及び春だいこんの出荷される11月から翌年5月までの期間)安定しており、

適期収穫により葉の折れや変色が少なく品質も良い。」と評価され、高値での取引に繋がっています。 

美味しさの秘訣

美味しさの秘訣は生産地の砂質土壌によるものです。

和歌浦湾に面し、地域の土壌は主にさらさらとした砂粒から構成される砂質土壌です。

大根は酸素の要求量が高い植物であり、

根部の呼吸作用が阻害されることによって根部異常や品質低下が発生しやすい性質を持つが、

生産地の砂質土壌は、通気性、排水性に富み土中深くまで酸素の供給が良く、

しかも柔らかい土壌のために、野菜類の生育には好適で、大根や人参などはその中身も表皮も軟らかく美しいとされています。

地理的表示(GI)に登録されています

地理的表示(GI)保護制度は、

地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性が産地と結び付いており、

その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)を知的財産として国に登録することができる制度で、

和歌山県で2産品目で、近畿農政局管内では9産品目となります。

布引大根の食べ方

柔らかく、味がしみやすいので、おでんや煮物に最適です。

葉付きなので、葉も食べられます。

葉はじゃこ炒めやふりかけにすると美味しいです。

じゃこがなければ、ごま油だけでも美味しいです。

その他、お味噌汁の具材などに使用できます。

葉にたくさんの栄養が詰まっているので、捨てるのはもったいないです。

大根葉は緑黄色野菜で、

βカロテン (ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンK、葉酸や、カリウム、カルシウム、鉄分などの栄養があります。

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